子ども用の歯ブラシってどのようなものが良いの?
- 2024年9月25日
- 予防歯科
仕上げ磨きは「歯が生え始めてから12歳まで」
仕上げ磨きとは、子どもが自分で歯磨きを行った後に、大人が歯を磨くことを言います。
仕上げ磨きを行う期間は、歯が生えてきた(おおよそ生後6か月)頃から永久歯が生え揃う12歳頃(少なくとも10歳)まで続けることを推奨しています。
12歳までというと長く感じる方もいらっしゃるかと思いますし、「中学生になっても、仕上げ磨きって必要なの?」、「仕上げ磨きしようとすると子どもが嫌がるのだけど…」というお言葉もあるかと思います。
しかし、この時期は乳歯に混ざって永久歯が生えてくるタイミングであるため、大きさが違う歯が混在するため段差ができやすく歯が磨くにくい状態です。子どもだから磨き残しが多い、という面もありますが、そもそも磨き残しが起きやすい歯の並びをしているのです。
歯みがきは基本的にはお子様ご自身で行っていただき、その後仕上げ磨きを行ってください。毎日の仕上げ磨きを嫌がってしまい、行うことが難しいようであれば、1週間に1~2回、歯の裏側や奥歯など歯ブラシが届きにくい部分を確認し、必要に応じて仕上げ磨きをして頂くことがむし歯の予防に繋がります。
仕上げ磨きはお子様の乳歯、そして生え変わる永久歯をむし歯や歯周病から守る大切のものとなります。
「仕上げ磨きがうまくできなくい」、「子どもが泣いて嫌がるから困っている」などとお悩みの方も当院でサポートやアドバイスいたしますのでぜひ気軽にご相談ください。
子ども用の歯ブラシについて
毎日使用する歯ブラシですが、ドラッグストアに行くと子ども用の歯ブラシだけでもたくさんの種類があるため、どれを選んでいいのか迷うことはないでしょうか。
下記に子ども用の歯ブラシの選び方についてまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
歯ブラシの大きさは?
歯ブラシの大きさは持ち手の部分が大人用の歯ブラシより短いものを選んでください。
持ち手が長いと1本1本の乳歯を磨くことが難しいためです。
また、子どもが歯ブラシを持つ練習や磨く練習をする際にも、歯ブラシの持ち手が短いと扱いやすいです。
ただし、子どもが自分で歯ブラシを持つ際は必ず座った状態で持つようにし、絶対に歯ブラシを持ったまま走り回る、椅子やソファに昇り降りするといった行動がないよう、傍で見守るようにしてください。
歯ブラシのヘッド部分(毛先がついている部分)について
ヘッド部分の大きさは小さいものを選んでください。子どもの口の中は想像以上に狭くヘッド部分が大きいと奥歯まで入りません。ヘッド部分が小さく、毛先も短めのものを選択してください。
毛先の形状は一般的な直線型の(毛先の長さが同じになって揃っている)ものを選んでいただくことが、一番扱いやすく、磨きやすさに繋がるかと思います。
歯ブラシの毛先の硬さは?
毛先の硬さは「ふつう」と書かれているものが良いです。
(仕上げ磨きに慣れておらず、力加減が不安でしたら「やわらかめ」の歯ブラシを使用しても良いと思います。)
「やわらかめ」や「ふつう」と書かれていても歯ブラシによって多少硬さが異なるため、質問やお困りのことがありましたら、お気軽ご質問ください。
価格について
子どもの歯ブラシは頻繁に交換することがとても重要です。
何故かというと子どもの仕上げ磨きなどしていると、歯ブラシを噛んでしまうことが多く、すぐに毛先が広がってしまうからです。
毛先が広がってしまうと効率よく汚れ(プラーク)を落とすことができません。
そのため高価格の歯ブラシを長く使用するより、価格が安いものを頻繁に交換することをおすすめします。
まとめ
仕上げ磨きを行っていただく年齢が12歳頃までというのは長くて大変かと思います。
ですが、仕上げ磨きをしっかりとしてむし歯の予防に努めていただくことで、大切な歯を治療せずに守ることができますので
子ども用歯ブラシの選択する際は上記を参考にしてみてください。
つきみ野ひだまり歯科では、お子様のむし歯の予防のために定期的な健診などを行っておりますで
ご質問や不安なことがございましたらお気軽にご連絡ください。